女性の厄年

厄年と女性

町の男衆が祭を務めて厄を落とす風習はよく見られます。では、女性はどうでしょう。

『源氏物語』には、厄年をむかえた紫の上が祈祷をしたとあり、 千年の昔からすでに女性も厄除けに熱心でありました。

「厄」の起源は古く平安時代にまで遡り、今も変わらず強く意識されています。

御幣

女性の厄年早見表

今年・来年・再来年の3年間、厄年にあたる女性の表です。

表の左半分から自身の生まれ年、右半分から今後の3年間の年齢をお調べください。

前厄 本厄 後厄
生まれ年 年齢(数え年)
西暦   2023 2024 2025
  和暦 令和5 令和6 令和7
2008 平成20 16才 17才 18才
2007 平成19 17才 18才 19才
2006 平成18 18才 19才 20才
2005 平成17 19才 20才 21才
2004 平成16 20才 21才 22才
1994 平成6 30才 31才 32才
1993 平成5 31才 32才 33才
1992 平成4 32才 33才 34才
1991 平成3 33才 34才 35才
1990 平成2 34才 35才 36才
1989 平成1 35才 36才 37才
1988 昭和63 36才 37才 38才
1987 昭和62 37才 38才 39才
1986 昭和61 38才 39才 40才

※年齢は数え年です。数え年は、生まれた時から1歳で、正月を迎えるたび1歳年を取るという年齢の数え方です。誕生日では年を加算しません。

女性の30代は、ほぼ厄年に当たることが分かります。

「厄」の起源や意味とは

「厄年」という風習の起源には諸説あり、一説には陰陽道に基づくとされていますが、19は「重苦(じゅうく)」・33は「惨々・散々(さんざん)」の語呂合わせだという説まであり、その起源はよくわかりません。

しかし、厄年の頃に体の不調を訴えたり、心の変調が生じる例はよく聞かれます。厄年は永い歴史が培った経験則でもあるのです。

姫厄祓い

女性の厄除け「姫厄祓い」

「厄除け」「厄払い」の時期は正月から節分がよいとされていますが、時期を逃しても大方の社寺では年間を通して厄除け・厄払いを行っていますので、思い立った時にお参りになればよろしいでしょう。

但し、お祓いの次第や作法は社寺ごとに異なります。ご自身が納得できる方法で厄除けをお受けになって下さい。

祓い清めの神々をおまつりする由良湊神社は、女性の厄除けを特に「姫厄祓い」と称し、当神社の大祭のならわしに倣い厄除けを執り行っています。

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